6/15(金)~16(土)、
新建 復興支援会議の支援活動に参加しました。
6/15は、石巻の仮設住宅で、これからの住まいを考える勉強会に参加。
新建の丸谷氏、渡辺氏(私とは別人です)が、いろんな住まい方を説明しながら、
仮設住宅に住む方々にどんな住まいに住みたいのかお話を聞きました。
しかし移転先が決まっていないという現実の中、
まだまだ今後の住まい方をイメージするのは難しいようでした。
多くの方は、元住んでいた場所には怖いから帰りたくない、
いま住む仮設住宅の場所にずっと住み続けたいと希望されているそうです。

6/16は、東松島市の仮設住宅へ。
その仮設住宅では、約400世帯が生活されているということでした。
開催された「炊き出し&専門家によるなんでも相談会」には、
新建から4名+2名が参加しました。(+2名は会員外)
「なんでも相談会」は、医療・法律・建築の専門家が、仮設住宅の方々の相談に答えるというもの。
建築の相談員として新建から2名が対応し、私を含む残りのメンバーは、
日用品などの物資の配布、アンケート調査、炊き出しのお手伝いです。
アンケート調査では、仮設住宅での暮らしも1年以上が経ち、
さらに先も見えない状況の中での、不安や不満のお話を伺いました。
被災された方々の切実なお話を直接うかがい、身につまされる気持ちになるとともに、
自分には何もできないかもしれないけれど、このことをいつも心にとどめて置こうと思いました。
炊き出しには、たくさんの方が来てくださいました。
焼きそば、豚丼、餅つき、ポン菓子、焼きたてアンパン。

パン作りのコーナーには、いつのまにか子供達が集まってきました。
夢中でパンを作る子供たち。

餅つきでは、学生ボランティアのみなさんが交代で、
大きな掛け声とともに何度も何度も餅をつきました。

少しでも仮設住宅で暮らす方々の笑顔を見ることができて、うれしく思いました。
アンケート調査を行う中で、「ボランティアに望むことは何ですか」という質問に対し、
「もう充分にやってもらっている」という答えが多かったように思います。
その言葉には、誰かに頼るのではなく自立したいという思いが詰まっていると感じました。
生活を再建するためには、住む場所や仕事などいろんな条件が揃わなくてはなりません。
少しでも早く町の復興が進み、生活が再建できることを願うばかりです。

朝立ち寄った、日本三景 松島湾。
あいにくのお天気でしたが、美しい風景を見ることができました。
松島は、大きな津波被害は少なく以前と変わらない美しい景色を見ることができます。