石巻 仮設住宅にて

仙台に着くと、雪が舞っていました。
さすがに関西とは寒さが違います。
マフラーを忘れてきてしまい、後悔です。。。



高速バスで石巻に向かい、その後、大森地区仮設団地へ。
450世帯が暮らす大仮設団地です。





寒さのせいでしょうか、外に出る人もおらず、閑散としていましたが、
炊き出しが始まるとたくさんの住民の方々が集まってきました。
餅つきでは、よいしょっ、よいしょっ、の掛け声も。
楽しいひとときでした。



支援物資を配りながらお話を聞くこともできました。

仮設住宅での暮らしももうすぐ2年。
いろいろとご不便はあるけれど、慣れてきた部分も有るようです。
仮設住宅での暮らしが「あたりまえ」になっていく…。
ここで生まれ育つ子供たち、ここでお亡くなりになるお年寄り・・・。
一刻も早く住宅の確保をと思いますが、まだ移転先が決まらない方がほとんどのようです。
(集落の移転先が決まらないため)


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仮設住宅にて

6/15(金)~16(土)、新建 復興支援会議の支援活動に参加しました。

6/15は、石巻の仮設住宅で、これからの住まいを考える勉強会に参加。
新建の丸谷氏、渡辺氏(私とは別人です)が、いろんな住まい方を説明しながら、
仮設住宅に住む方々にどんな住まいに住みたいのかお話を聞きました。

しかし移転先が決まっていないという現実の中、
まだまだ今後の住まい方をイメージするのは難しいようでした。
多くの方は、元住んでいた場所には怖いから帰りたくない、
いま住む仮設住宅の場所にずっと住み続けたいと希望されているそうです。



6/16は、東松島市の仮設住宅へ。
その仮設住宅では、約400世帯が生活されているということでした。

開催された「炊き出し&専門家によるなんでも相談会」には、
新建から4名+2名が参加しました。(+2名は会員外)
「なんでも相談会」は、医療・法律・建築の専門家が、仮設住宅の方々の相談に答えるというもの。
建築の相談員として新建から2名が対応し、私を含む残りのメンバーは、
日用品などの物資の配布、アンケート調査、炊き出しのお手伝いです。

アンケート調査では、仮設住宅での暮らしも1年以上が経ち、
さらに先も見えない状況の中での、不安や不満のお話を伺いました。
被災された方々の切実なお話を直接うかがい、身につまされる気持ちになるとともに、
自分には何もできないかもしれないけれど、このことをいつも心にとどめて置こうと思いました。

炊き出しには、たくさんの方が来てくださいました。
焼きそば、豚丼、餅つき、ポン菓子、焼きたてアンパン。



パン作りのコーナーには、いつのまにか子供達が集まってきました。
夢中でパンを作る子供たち。



餅つきでは、学生ボランティアのみなさんが交代で、
大きな掛け声とともに何度も何度も餅をつきました。



少しでも仮設住宅で暮らす方々の笑顔を見ることができて、うれしく思いました。

アンケート調査を行う中で、「ボランティアに望むことは何ですか」という質問に対し、
「もう充分にやってもらっている」という答えが多かったように思います。
その言葉には、誰かに頼るのではなく自立したいという思いが詰まっていると感じました。

生活を再建するためには、住む場所や仕事などいろんな条件が揃わなくてはなりません。
少しでも早く町の復興が進み、生活が再建できることを願うばかりです。



朝立ち寄った、日本三景 松島湾。
あいにくのお天気でしたが、美しい風景を見ることができました。

松島は、大きな津波被害は少なく以前と変わらない美しい景色を見ることができます。

仙台にて

新建 復興支援会議の活動に参加するために、仙台へ。
早朝、バスにて仙台駅前に到着です。



午前中は、他のメンバーと合流し、
東北大学青葉台キャンパス内の被災校舎の視察しました。





研究棟では、高層部分と低層部分の間で大きな亀裂が・・・。
柱の主筋が切れたので、鉄筋とコンクリート増打により補強されていました。



耐力壁にも、多くの亀裂。



エキスパンション部分で、建物が大きく動いています。

→ 東北大学研究棟に関する記事


午後からは、マンション被害の相談会に参加しました。





受水槽が傾斜している相談や、罹災証明が二転三転して税金の控除分の変換を求められ困っているなど、
住民の方々の相談は切実なものでした。
管理組合が機能していないため、個人的に相談に来られている方もおられました。
相談会では、建築士やマンション管理士のグループで相談を受けました。
マンションには、区分所有の関係など一般の住民の方には理解しにくい面があります。
誰がどのように対応したら良いのかなどを、
わかりやすく説明する専門家の必要性を感じました。


「がれき」のつづき~ワタノハスマイルプロジェクト~

石巻市立渡波(わたのは)小学校の校庭に流れ着いた「がれき」。
その「がれき」を利用して、渡波小学校の子供達がオブジェを作りました。

立体イラストレーション作家の犬飼ともさんが主催する
ワタノハスマイルプロジェクト』です。

子供達が作った作品に思わずにっこりしてしまいます。


http://www.watanohasmile.jp/index.html

『がれき』

自治体による「がれき処理受入」についての賛否が、ニュースなどで話題です。
賛否については、それぞれにいろんな意見があって然りと思っています。

「全体」のことと「個」のことですから。。。

そんななかで、購読している藤原新也氏のウェブマガジンに
投稿で紹介された被災地の方のツイッターの言葉に、
ふと立ち止まりました。

以下、破線間引用です。

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私は瓦礫が全部ここからなくなる日が来る事の方が悲しい。
瓦礫の山のどこかに確かにあるだろう思い出の欠片を必ず探すように
私は瓦礫を見上げる。
きちんと仕分けられた思い出の山々。
木材山。
畳山
衣類山
冷蔵庫たち
車たち
自転車たち
皆に嫌われてるけど私には愛しい瓦礫の山だよ。


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がれきの山は悲しい景色ではありますが、
誰かの思い出の山、宝物の山でもあるのですね。

日々のニュースの中で耳にするのは、
被災地ではガレキ処分が問題になっているということだけ。
それに対しての、賛成意見、反対意見。

引用したつぶやきを書かれた方も、
きっと処理の必要性については理解されていると思います。(推測ですが)
けど、理解している部分と気持ちの部分。
そして、早く撤去してほしいという方々も多くおられるでしょう。

被災地の中にも、そうでないところにも、
たくさんの大きな溝があります。

写真は、3月はじめの陸前高田です。



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プロフィール

渡邊 有佳子

Author:渡邊 有佳子
奈良でアル建築設計を主宰
しています。
住宅や空間を設計・デザインしなが
ら感じたことをのんびり綴っていき
たいと思います。

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 ホームページからどうぞ

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